No.07 死に近づくと、人間は軽くなるのか?

生命力のない不味いトマトは、水に浮きます。
一方、生命力のある瑞々しく美味しいトマトは、身が重くて沈んでいきます。
死に近づくと、人や動物は軽くなるのでしょうか。
私がお聴きした話や実体験を少しご紹介します。


エピソード1

ある若いご夫婦が、3日間40℃の熱が続き薬でも治らないと、1歳半のお子さんを連れて、私の下にやってきました。お子さんは、水も飲まず、元気がなく、弱りきっていました。しかし、気功と足ツボを1時間行うと、お子さんは先ほどまでは飲めなかったコップの水を6cmほど飲み、大きな声をあげて泣くほど元気になりました。一緒に施術をさせて頂いたお父さんも「元気になってきた」とおっしゃり、お母さんも「赤ちゃんが重くなってきた」とおっしゃるのです。次の木曜日、1歳半のお子さんを病院に連れて行くと、その場で入院が決まりました。しかし、前日に施術を行ったことで、翌日の金曜日には退院の許可が出て、治療もない土日を避けて月曜日に退院しました。なお、施術前は体が軽かったお子さんも、施術後は体が重くなったのです。

エピソード2

ある方から伺ったお話しです。その方の子犬のヨークシャテリアが土佐犬に噛まれたことがあったそうです。その子犬が飼い主に抱きついてくると、飼い主は「この子犬はこんなに軽かったか?」と疑問に思ったそうです。5~6時間後、元気がないので病院に連れて行くと、そのまま死んでしまいました。土佐犬の犬歯が鋭かったため、血が体外に出ていなかったにもかかわらず、死亡間際は軽かったようです。

エピソード3

大阪のある患者さんは、中型犬のワンちゃんがガンで元気がなく生気がありませんでした。
出張の前日にワンちゃんを抱っこして1時間散歩しました。
中型犬なので、1時間も抱っこをしていれば疲れるはずですが、その日は非常に軽く感じたそうです。
翌朝、ワンちゃんは死んでいました。

エピソード4

電通の顧問をされている患者さんは、「フワフワして体が軽い」「足が地につかない」とおっしゃり、おへその周囲には赤い斑点が多数出来ていました。赤くなって2週間後、へそのゴマが直径1cmの大きさで出てきました。2週間へそが赤かったのがほぼ消え、へそのゴマが出てきたのです。その後、軽く感じていた事柄のほかに気力も戻り、充実したと感じたそうです。

 

お話しは以上です。
これらの例から考えると、人間や動物が体を病み、死に近づいている時は体が軽くなると感ずるのでしょうか。
魂が抜けると、体は軽くなってしまうということでしょうか。