風土と環境から見た食律


 

地球的規模で食べ物を捉えると様々な特徴が表れます。

気候による特徴

赤道近辺の酷暑で湿気の多い地域では、砂糖・果物を多く摂ってもかまいません。
そして、ヒンズー教は牛、イスラム教は豚、そして仏教は4つ足動物を制限するように、
動物性たんぱく質はあまり摂っていません。
それに対し、中緯度の温暖な地域では、乳製品や肉類を良く摂ります。
極寒の高緯度地域では栄養分を取るため、生肉を食します。
その際、イヌエットの人々はあざらし等の内臓から動物性食品の成分を補っています。


土壌による特徴

西欧の土壌はアルカリ性、日本の土壌は酸性が多い。この違いは水にも現れます。
西欧の水はカルシウムを多く含む硬水に対し、日本ではカルシウムが少ない軟水です。
しかも日本の多くの水道水は塩素が含まれているので、さらに酸性化しています。